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EVOシェイクダウンライド

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今日は佐世保のトライアスロン合同チームのバイク練習に参加させてもらいました。


私の新しい相棒、キャノンデール・SuperSix EVOの性能を試すには絶好の機会。


朝7時半過ぎ、ライバルであるS尾さんとの待ち合せ場所に向け出発。


「見せてもらおうか、新しい相棒の性能とやらを!」と鼻息荒くスタート。


実はEVOが来てからローラーしか乗っておらず、実走するのは今日が初めて。


「イヤ〜ン、こんなの初めて」と思ったかどうかは別にして、漕ぎ出しのペダルの軽さにまず感動。


加速もスルスルッと伸びるし、巡航も前の相棒より楽に感じる。


ホイールのコスミックカーボン40Tのお陰だろう。


初めてのチューブラータイヤ&カーボンホイールだが、アルミリムのホイールと比べてもブレーキの効きに遜色なし。


むしろブレーキングした時の「しゅしゅしゅしゅ〜」というカーボンリムとブレーキシューのこすれる音が、スペシャル感を醸し出してくれる(笑)


パンクしたらタイヤ交換が面倒臭そうだけど、たきもとでシーラント剤を入れて貰ったのでそうそうパンクする事もないはず。


日宇バイパスの坂でEVOがついに本領発揮。


シッティングではペダリングが軽く、ダンシングもやり易い。


「総重量6.44kgは伊達じゃないのね〜♪」と、ひとりテンションが上がる。


調子に乗って、早岐の自宅から待ち合せ場所の大野モールまで35分で到着。


せっかく早く着いたのに、ライバルは出発直前にパンクしたとかで遅刻。


次のF江さんとの待ち合せ場所へ急ぐ。


F江さんとの待ち合せ場所には10分遅れで到着。


着くなり「N田さんが遅刻してですね〜」とF江さんに語るライバル。


この男、なんて自然に嘘がつけるのだろうと逆に感心する。


合流した三人でスタート地点の松浦を目指す。


この頃には、SRAM特有のダブルタップコントロールの操作にもだいぶ慣れてきた。


今までシマノ派だったので、たまにシフトダウンしようとしてブレーキレバーを横に押してしまうけれど、ひとつのレバーでシフトアップとダウンを行うダブルタップに慣れれば案外使いやすいのかも。


ブレーキレバーが横にクニャクニャ動かないのも個人的には好みだし、フロントの変速もDURA-ACEとまではいかないが先代アルテグラと同等くらい。皆が言うほどSRAMの操作性は悪くないと思う。


ブラケットは凄く握りやすいし、シフトアップは「ポチッ!」という短いストロークで絶妙なクリック感がミサイル発射ボタンのようで気持ちいい。


RIZUMUの朝練でアタックする時、思わず「撃ち〜方始め〜!」と叫んでしまいそうだ。

(注:海自の艦艇は射撃する時、発射〜とか、撃て〜とかの号令は無い)


逆にシフトダウンはシフトストロークが大きく少しもっさりしていて、1段変速と2段変速の選択も解りづらい。あと整備性もシマノに比べて悪いみたい。


ま、パーフェクトなスタイル抜群の美人よりも多少抜けてるドジっ娘の方が可愛いのと一緒で(あくまでも私感です)、SRAM・RED、私は好きです (о´ω`о)


そんなこんなでニューバイクを堪能してたら、あっという間に松浦に到着。

なんとか遅れを取り戻し、時間ちょうどに待ち合せ場所に着いた。


参加者の皆さんに挨拶し、駐車場に並んだTTバイクにちょっとビビる。


出発前、ライバルが「お腹が空いた〜」と補給したがっていたけど無視してスタート。

こっちは一ヶ月半の学校生活で体力が落ちてるので、ライバルにも多少弱っておいてもらわないとね♪


走り出してすぐ、名前は知らないが結構急な峠に突入。


しばらくは大人しく走っていたが、どこからか「EVOに乗ってて登りを攻めんでどうする!」という声が聞こえてペースアップ。


いいペースで坂を攻めると、二ヶ月前の雲仙ヒルクライムを思い出す。


「あんときEVOがあればな〜」と思ってしまうくらい、EVOはペダリングが軽かった。


もう一つの収穫はホイール。昨日届いたばかりのコスミックカーボン40Tだが、カタログ重量は1430gとそれほど軽量ではない。これとは別に、1200g以下のヒルクライム用のホイールが欲しいと思っていた。


しかし、そんな物は必要ないと思わせる登坂性能を40Tが見せてくれる。


MAVICの営業さんが「コスミックカーボン40Tはヒルクライムもイケます!」と言われていたが、まさにその通り。


ホイールは、重量だけでは語れない性能があるのだと知った。


その後、クオータに乗った若い方(一応私もピチピチの38歳ですが)と若干張り合いながら山頂に到着。


…と思ったら、コーチからまさかの一言が。


「は〜い、また最後尾まで戻ってから登ってきて〜!」


ま、まさかのマスタング方式ですか… :(;゙゚'ω゚'):


クオータ君と張り合って登ってきたせいで疲れてたけど、クオータ君が戻って行くのを見て急いで後を追う←勝手にライバル視しちゃったり


またまた二人仲良く山頂を越え、ようやく下りに突入。


実は二年前にEVOに試乗した事があるが、その時は登り以上に下りの性能に驚いた。


いつもおっかなびっくり下っていた近所の山道が、EVOだと全く怖くなかった。


コーナリングではタイヤが路面に吸い付くようで、自分が上手くなったのではと勘違いするほどだった。


EVOのフレームにはSST(スピードセーブテクノロジー)という技術が使われていて振動吸収性と路面追従性が高くなっているが、それがこの下りの安定感に繋がっているのだろう。


そしてこれがEVOのインプレの最後になってしまった。


下りのあと、アップダウンが厳しいやまびこロードに入ってから徐々に脚が攣りだした。


これまではEVOの性能のお陰で走ってこれたが、ここに来て一ヶ月半の練習不足のツケが回ってきたようだ。


数kmは頑張って走ったのだが、とうとう誰も見えなくなり脚を着いてしまった。


そして回収車に回収されるハメに(T_T)


次の休憩場所で車を降りると、ライバルから「EVOが泣いとる!」と叱咤激励のお言葉を頂戴する。


ハイ、返す言葉もございません (ノ_<。)


補給を済ますとなんとか走れる状態になり、皆と一緒に平戸の海岸線を走る。


しばらく走ったところでライバルとF江さんと三人で途中離脱して帰路につく。


平戸大橋を渡り信号停車している時、私の顔を見ながらF江さんとライバルが何やら話している。


申し訳ない。きっと私の事を心配して、「二人で交代してN田さんを引きましょう」とかなんとか言ってるのだろう。


「…なんか弱ってるし、二人で交代して千切りましょう」


アンタら鬼か〜!! (ノ`□´)ノ⌒┻━┻
(でも結局引いてくれた)


千切れては追いつくを繰り返して、なんとか江迎のラーメン屋に到着。ここでランチタイム。


ライバルがラーメンセットにあと30円足りないと泣きそうになっていたので、引いてくれた御礼に30円をプレゼント。


美味しいちゃんぽんを食べても脚は復活せず、おまけにお腹も痛くなってきたのでリタイヤ宣言して嫁に電話する。


私:「え〜とですね。脚が攣って動けなくて、おまけにお腹も痛い状況でして、申し訳ないですがお迎えお願いします。場所は江迎ね。江迎にお迎え、なんちゃって」


嫁:「情けなか〜!EVOが泣いとるばい!!」


それさっきも言われたんですけど… (´Д`|||)


こうしてEVOのシェイクダウンライドは終了。

一日に二度も回収車に乗るという情けない一日でした。


でもEVOは本当に素晴らしい性能だった。
あとはライダーを鍛えるのみ。

人馬一体となった時が楽しみです!!


走行距離:114.2km
平均速度:27.3km


by palms-flame | 2013-11-23 23:29 | 自転車
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